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名を宿し 生きてここに 草ひとつ
みなさま、こんにちは!
今日、4月24日は「植物学の日」です。
この日は、日本の植物分類学の基礎を築いた「日本の植物学の父」、牧野富太郎博士の生誕日(1862年4月24日)を記念して制定されました。
牧野博士は、94年の生涯において、1,500種類以上の植物に名を与え、50万点を超える標本を遺しています。
博士の探究心は、華やかな花々だけではなく、日陰にひっそりと息づくものにも向けられていました。幼少期に高知で出会った巨大なキノコ「オニフスベ」への強い興味が、博士の学問の原点ともなる好奇心を養ったといわれています。
また、博士がカラカサタケ(ニギリタケ)を手に持って踊る写真や、ツチグリの観察記録も残されています。自然をあるがままに愛し、愉しむ博士の姿は、私たちに「生きる喜び」を教えてくれるようです。

「牧野富太郎博士のキノコ踊」
国立国会図書館デジタルコレクション『日本薬報』第4年(2) 1929-01
■ すべての「ひとつ」に価値がある
牧野博士の言葉に、こんな一節があります。
「世の中に〝雑草〟という草はない」
人の都合で区別されることはあっても、本来、価値に上下はありません。
光を浴びて咲く花もあれば、日陰で静かに時を待つ草もあります。
そこに息づく命には必ず名前があり、かけがえのない役割を担っています。
博士のまなざしは、人間にとっての有用性で命を区別しない、深いヒューマニズムに満ちていることが分かります。
■ 自然と調和し、自分を慈しむ
この博士の視点は、私たちの健康を考える上でも大切なヒントを与えてくれます。
私たちはつい、他人の華やかさと自分を比べてしまいがちですが、植物がそれぞれ異なる環境で自らの命を全うするように、私たちの体もまた、独自のバランスで日々を懸命に生きています。
特別ではなくても、今日ここに生きていること。それ自体が尊いという博士の精神を、自分自身の心と体にも向けてみてはいかがでしょうか。
「植物学の日」の今日、身近な場所に息づく小さな命に目を向けながら、ご自身の心身とも優しく対話する、穏やかな時間をお過ごしください。

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